アップル新製品に感じたスティーブ・ジョブズの夢。(Saori Masuda) – VOGUE JAPAN

発表会会場は、シリコンバレーにあるアップル本社敷地内にできたばかりのスティーブ・ジョブズ シアター。柱が1本もないドーム型の建物を設計したのは、宇宙船のような新社屋と同じ建築界の巨匠ノーマン・フォスター。全面をガラスにした理由は、自然との一体感を感じるためだとか。

話はちょっと逸れるが、発表会当日に振る舞われた朝食とランチは、フルーツやクレンズジュース、サラダ、サンドイッチ、ノンフライポテトチップスなどヘルスコンシャスなフード。新アップルウォッチ シリーズ3では、アップグレードされたヘルスアプリで、今までよりも詳細なデータを腕で測る脈拍から分析することができるようになる。数値を気にせずに食べることができるフードが多いことに思わず納得した。ちなみにカフェは、一般の人たちが立ち寄ることができるビジターセンター内にある。

ところで、テックマニアではない一般人の私が、今回ほど新製品に興奮を覚えたことはない。

新世代iPhone 8と8Plusで大きく変わるのは、写真の質、それから充電用コードがなくなり、ディスプレイ面と裏面が強化ガラスになること。さらに、X(テン)になると、プッシュボタンがなくなりディスプレイ面が大きくなる。それからロック解除が顔認識になり、これは指紋認識より20倍セキュリティー度が増すのだそう(指紋だと5万分の1、顔だと100万分の1の確率)。これによって、自分の顔の表情を読み取ったサルやパンダの顔のアニメ動画をSMSメッセージで送ることが可能になる。

アップルウォッチ シリーズ3は、ついに携帯電話を持たなくても通話が可能になるセルラー機能が付き、4000万曲の音楽が内蔵できる。極端な話、アップルウォッチさえ持っていれば財布も携帯も要らなくなる。

そして、アップルTVは画質が一段とよくなる。今やネット系動画しか見ないといわれる10代や20代の新しいTVだ。

ガジェットだと思っていた携帯電話やアップルウォッチは、もはやただのガジェットではなくなった。私が新製品にこんなにも興奮を覚えたのは、私の想像をはるかに超えるスティーブ・ジョブズの描いた夢がちょっと現実に近づいた瞬間だと感じたからなのかもしれない。

こんな記事も読まれています

コメントを残す