米国でも配送遅延、ネット通販急拡大で 米UPS – 日本経済新聞



 【ニューヨーク=平野麻理子】米物流最大手UPSは5日、現在預かっている一部の荷物で配達が1~2日間遅延すると明らかにした。11月下旬から本格化した米年末商戦でネット経由の販売が急増したため。同社は11月後半~12月末に扱う宅配荷物数を前年比5%増と見込み、人員確保や作業の自動化を進めていたが、ネット通販の勢いが上回った可能性がある。

 調査会社のアドビ・アナリティクスによると、ネット上の一大セール日「サイバーマンデー」の売上高は前年比17%増えた。UPSは「サイバー週間に生じた前例のない配送量により、一部で遅れが生じる」と説明。そのうえで「従業員や資源を人手が足りない場所に移すなどの対策を進め、今週半ばまでには問題を解決する」とした。

 UPSは2017年の年末商戦向けに約9万5000人を臨時雇用したが、それでもネット通販市場の拡大に人手が追いついていない。米国の失業率は17年ぶりの低水準で、人手確保は簡単ではない。一段の値上げや、自動化のための大型投資が必要な状況になっている。



こんな記事も読まれています



コメントを残す