日本マイクロソフト「Microsoft Tech Summit 2017」 最新テクノロジーを総ざらい – 週刊BCN+



週刊BCN 2017年12月04日vol.1705掲載
“オールスター”的布陣の基調講演

 日本マイクロソフト(平野拓也社長)は、11月8日、9日の二日間、エンジニア向けのイベント「Microsoft Tech Summit 2017」を開いた。基調講演では、平野拓也社長のほか、米マイクロソフト、日本マイクロソフトの幹部が複数登壇し、最新のマイクロソフト製品・技術の概要やユースケースをデモを交えて紹介。同社の製品ポートフォリオの世界観を会場に強力にアピールした。

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米マイクロソフト

ジャン・フィリップ・クルトワ

グローバルセールス マーケティング

&オペレーション

エグゼクティブ

バイスプレジデント

兼プレジデント

 オープニングでは、米マイクロソフトのジャン・フィリップ・クルトワ・グローバルセールス マーケティング&オペレーション エグゼクティブバイスプレジデント兼プレジデントが登壇し、「これからはインテリジェント・クラウド、インテリジェント・エッジが一体となって世の中のデジタル化を進め、あらゆるところでAIをフル活用する時代になる」として、マイクロソフトがその先導役になることを宣言した。また、先進ユーザー企業として、トラックメーカーである三菱ふそうトラック・バスのルッツ・ベック・Head of IT Trucks Asia FUSO&DICV CIOをステージ上に呼び込んだ。ベックCIOは、同社がAIを活用したチャットボットによる社内ヘルプデスクや、IoT車両運行管理システムの開発、Mixed Reality(複合現実、MR)技術を活用した設計、メンテナンスの改善など、マイクロソフト製品・技術を使ってデジタルトランスフォーメーションに取り組んでいることを説明した。

 続いて、日本マイクロソフトの伊藤かつら・執行役員常務デジタルトランスフォーメーション事業本部長が登壇し、「Microsoft 365」を、「働き方のデジタルトランスフォーメーションを実現するツール」として紹介。Microsoft 365上で行ったユーザーの業務の種類と量は自動でデータ化され、AIも活用しながら働き方改革に役立てられることを強調した。また、テクノロジーで働き方改革を実現している事例として、建設会社が実際に設計、工事、保守の各工程にMRデバイス「Microsoft HoloLens」を活用しているケースも紹介した。

 さらに、日本マイクロソフトの澤円・マイクロソフトテクノロジーセンター長が、セキュリティについてプレゼン。「クラウド時代のセキュリティはIDを守ることがトッププライオリティ」として、Azure Active Directoryにより柔軟な多要素認証設定ができることなどを説明。デモも披露した。

 このほか、日本マイクロソフトの榊原彰・執行役員CTOが、データ分析の前処理などを行う「Azure Machine Learning Workbench」と量子コンピュータについて、ドリュー・ロビンス・業務執行役員コマーシャルソフトウェアエンジニアリング本部長が、DevOps向けの開発ツールについてそれぞれ解説した。

 

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日本マイクロソフト

平野拓也社長

 基調講演を締めくくった平野社長は、「今日紹介した非常に幅広い製品、技術について、パートナーも積極的に取り組んでくれていて、先進事例も出てきている」として、デジタルトランスフォーメーションの市場をパートナーとともにけん引していく意向であることを強調した。

 なお、Microsoft Tech Summit 2017については、専用サイト(https://aka.ms/ts17ms)でバーチャルイベントも開催中で、当日のセッションの動画や資料を公開している。(本多和幸)

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