アイ・オー・データ 日立マクセルと提携 資本・業務IoTで新事業 – 中日新聞

 パソコン周辺機器メーカーのアイ・オー・データ機器(金沢市)は二十五日、電気機器メーカーの日立マクセルと資本・業務提携を結んだと発表した。IoT(モノのインターネット)などの分野で両社が持つ製品やサービスを組み合わせた新事業や、新製品の共同研究・開発に取り組む。(織田龍穂)
 アイ・オー・データはIoTやクラウドサービスの強化のため、これまで他社と提携して製品開発などをしてきた。日立マクセルとは二〇〇五年ごろから映像関連機器販売などで取引があった。今回の業務提携は、日立マクセルが成長分野として強化している住生活関連や理美容製品などと、自社のネットワーク技術を組み合わせることで新市場開拓の狙いがある。
 資本面の提携は、業務提携の実効性向上や長期的な協力関係構築が目的。アイ・オー・データが来月十一日に第三者割り当て方式で自己株式七十四万株(4・99%)を売却する。日立マクセルは第四位の株主となる。日立側は株式を売却しない。
 アイ・オー・データは一株千八十一円で売却し、七億九千九百九十四万円を調達する。今回の提携とは関係ない基幹情報システム導入に使う。さらなる売却や互いに株式を持ち合うことは現時点で考えていない。
 両社は東証一部上場。アイ・オー・データの一七年六月期の連結売上高は四百八十四億六千百万円、営業利益は二十五億八百万円。日立マクセルは東京と京都に本社を持つ。一七年三月期の連結売上高は千三百五十一億一千六百万円、営業利益は七十五億六千七百万円。
 アイ・オー・データは「IoTなどの分野は単品の製品でなく、セット販売が大事。提携で新たな提案ができるかもしれない」とし、日立マクセルは「相乗効果が生まれるのではないか」と期待した。

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