IPAもびっくり、セキュリティ意識調査で見えたモラルハザード(ニュース解説)



 「恋人となら自身の性的画像をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で共有しても構わない」──。インターネット利用者のなかで、こんなモラルハザードが徐々に広がりつつある調査結果がこの年の瀬に発表された。

 その調査は、情報処理推進機構(IPA)技術本部 セキュリティセンターが2017年12月14日に公表したWeb調査「2017年度情報セキュリティに対する意識調査」だ。2005年から毎年実施しており、今回が16回目。2017年9月から10月にかけて、情報セキュリティの倫理と脅威の2つに分けてアンケートを実施し、それぞれのアンケートでネットを利用する13歳以上のPCとスマートデバイスの利用者5000人ずつ、合計1万人の回答を集めた。

 今回の調査で対象にしているテーマは、SNSをはじめとするネットの利用状況や個人情報の公開に対する意識、セキュリティ対策の実施率など、多岐にわたる。そこで、調査を担当したIPA技術本部セキュリティセンター情報セキュリティ分析ラボラトリーの田村滋基職員に、注目した調査結果を3つ、挙げてもらった。詳細を順に見ていこう。

「自身の性的な写真を恋人と共有してもよい」が5%超

 最初は、「自身の性的な姿を撮影した写真や動画」をSNSでどんな相手に共有してもよいかという質問の結果だ。今回初めて実施した調査である。「恋人などの非常に近しい間柄の相手」と回答したPC利用者は5.3%、スマートデバイス利用者は7.4%、「現実でも面識のある友人・知人」と回答したPC利用者は3.8%、スマートデバイス利用者は7.0%だった。年代別で見ると、20代のスマートデバイス利用者は特に高く、「恋人などの非常に近しい間柄の相手」は11.3%、「現実でも面識のある友人・知人」は10%だった。



スマートデバイス利用者に尋ねた、SNSで写真や動画を共有する相手についての調査結果

(出所:IPA)

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