Amazonの1円で売られている本、利益は出ているの?



Amazonの1円商品の謎

思わず2度見してしまう値段設定……

思わず2度見してしまう値段設定……

Amazonで商品を探していたら1円の中古商品が売っていてラッキー、という経験はありませんか? 買う側にとっては嬉しいことですが、「これって利益出てるの?」「1円の価値しかない粗悪品なの?」と思わず心配になってしまいますよね。そんな1円商品の謎を説明するとともに、誰でもできるAmazonでの商品出品の方法をご紹介致します。

Amazonマーケットプレイスって?

1円商品を販売しているのはAmazonではなく、Amazonマーケットプレイス上の様々な企業、店舗です。そもそもAmazonサイトにはAmazonが販売している商品と、Amazon以外の販売者が出品している商品とがあります。後者の商品が出品されている売り場を「Amazonマーケットプレイス」と言います。これはAmazonに手数料を支払うことでAmazonのプラットフォームを借りて商品を販売するビジネスモデルです。

1円の商品で利益は出るの?

1円商品を理解する上で重要なのが「送料」です。商品自体は1円でもAmazonマーケットプレイスの商品購入には必ず送料がかかります。これは送料無料のプライム会員でも同じです(マーケットプレイスではAmazonが発送する場合と出品者が発送する場合があり、Amazonが発送する場合はマーケットプレイスでもプライムサービス適用可)。

ここでわかりやすくするため書籍を例に挙げます(商品タイプによって送料は異なる)。
書籍の価格1円+送料257円=258円


この258円が出品者の売上ですが、ここからAmazonへの手数料を支払います。

Amazonへの手数料は60円です。

258円-60円=198円


ここから実際にかかる送料を引いたものが出品者の純利益となります。このように商品価格が1円であっても出品者が損をするわけではないのです。

1円商品でも品質は大丈夫?

1円は確かに安いですが、そうなると本当に品質は大丈夫なのかと心配になってしまいますよね。1円商品に限らず中古品はその状態について詳しく記載されているので、そのチェック方法をご紹介します。


■ひどい状態の商品は出品禁止

そもそもマーケットプレイスでは、ひどい染みや臭いがある、汚れている、ページがなくなっているといった状態の本は出品が禁止されています。CDやDVDの場合も同様です。

■商品状態はランク付けされている

「\1中古&新品」のアイコンをクリックするとその商品を出品する様々な出品者のリストが表示されます。そして「コンディション」の項目に商品状態のランクが記載されています。

  • ほぼ新品

ほとんど読まれた形跡がない完全な状態の商品。

  • 非常に良い

使用されているが非常にきれいな状態で、書き込みや線引きがない商品。
使用されているがきれいな状態で、ページやカバーは完全な状態の商品。背表紙に多少の傷が見られ、半分以下のページに書き込みや線引きがあり、蔵書印がついているものもこれに含まれる。
文章が問題なく読める状態の商品。書き込みや線引きがあっても、それによって文章が読めないほどではないもの。付属品が紛失しているものもこれに含まれる。

購入前に品質をチェック

購入前に品質をチェック

なるべくランクが高い商品を選ぶのが得策ですが、ガイドラインで細かく基準が設けられていても出品者によって判断が異なるため、確実な基準であるとも言えません。ランクの下に帯の有無、傷や汚れの程度、紐の束ね跡などの詳細が記載されているので、それらを総合的に判断してどの出品者から購入するかを決めることになります。状態が悪い場合の返金対応を明記している出品者もいるので、それも判断材料になります。

さらに、「出品者の評価」をチェックし、その出品者がユーザーからどのような評価を受けているかを確認することもひとつの手です。

1円商品購入の注意点ー同じ出品者から複数注文しても送料はそれぞれかかる

1円商品には別途送料がかかることはすでに述べましたが、複数商品を同じ出品者から購入する場合でも送料は商品ごとにかかります。

例えばA店から1円商品を2冊購入する場合、(書籍の価格1円+送料257円)×2冊で516円となります。5冊頼んでも10冊頼んでも送料は別途加算されていくので注意してください。

ただし、出品者によっては2冊以上購入で送料100円返金といったサービスをしている場合もあります。複数購入する場合はその点も考慮して出品者を選ぶことをおすすめします。

誰でも1円ビジネスできる?

Amazonマーケットプレイスは個人でも参加できますが、1円で商品を販売するという手法は個人ではかなり難しいです。Amazonマーケットプレイスでの出品には「大口出品」「小口出品」の2つのサービスがあります。

大口出品の場合は月額4900円の月間登録料がかかり、それにプラスして取引ごとに60円(書籍の場合)の成約料がかかります。小口出品の場合、月間登録料はかかりませんが、前述の60円の成約料にプラスしてさらに100円の基本成約料がかかります。

つまり、小口出品の出品者は、1円で書籍を販売した場合、利益の198円からさらに100円を引かれた上で送料を払うことになり、赤字になってしまうということです。結局のところ、1円商品が可能なのは月間登録料を払っても利益が出るくらい大量の販売が可能な業者のみということになります。もちろん、販売価格を1円ではなく利益が確保できる価格設定にすれば、個人でもマーケットプレイスで利益を得ることは可能です。

Amazonの1円商品は結局のところ送料によって1円以上になってしまいますが、それでもその豊富な品揃えと安さは十分に魅力的です。きちんと選べば品質の良いものを手に入れることもできます。1円商品で賢くお買い物をしてみてはいかがでしょうか。

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